FC2ブログ
topimage

2019-01

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

文化が消える - 2015.02.04 Wed

日経新聞の夕刊で作家の今野敏氏のコラムを読んだ。「作家の収入」というタイトルで、昨今の出版不況と作家のほとんどが文筆業だけでは食べていけないという現実を嘆いている。

様々な原因があるが、図書館に人気本が複数冊入っていたり、新古書店のチェーン店が多いことを指摘している。そのようなところで借りたり買ったりしても作家には一銭も入らないのだと。

出産前までの私は、大型書店に長居するのが大好きで、数冊持ってベンチに座りながら吟味した後よく購入していた。諸事情により仕事をやめてしまい、幼子を育てる専業主婦となってしまった今では本を買うことが贅沢になってしまった。

今では新聞の広告やレビューで気になった本を即図書館にネットで予約を入れて読むことにしている。たいていの本があるのだ。読み終えた後も、手元において置きたいものはアマゾンやブックオフの中古本で買ったりもすることもある。

今野氏の願いは、図書館で借りた本でも、気に入った作家のものは普通の本屋で買ってほしいことだそうだ。そうしないと新人作家は育たない。本が売れないと出版社も新人育成にお金をかけられない。文化的損失につながるのだと主張されている。

全くその通りだ。そして文化的損失については本の話だけではないと思う。音楽だってそうだ。CDなんかアイドルの握手券でも付けないとみんな買わなくなっている。そんなものは音楽じゃないし。ファッションもそうだ。個性のない安価なファストファッションばかりが売れている。あんなのちっともおしゃれじゃないのに。安価なものを次々店頭に並べるために見えないところでどれたけの人々が苦労させられているのかとも思う。

小説も、音楽も、ファッションも新しい才能が出てこなくなり、文化は消えていくー。そんな世の中は嫌だ。

また働きたいと強く願っている。子供の養育費、老後の資金、家のローン、日本の景気の行方など不安材料は死ぬほどあるのだが、私は自分で稼いだ金で好きな本を買って読み、好きなアーティストのCDを買って聴き、まっとうなメゾンの気に入ったデザインの服を買って着たいのだ。私みたいな女性は日本にかなりいると思う。こういった女性たちが働いてお金を使うことによる経済効果って馬鹿にならないのではないだろか?そして消えゆく文化をくい止める力にだってなり得るのだと思うのだが。

今年はかーちゃん、社会復帰に向けてがんばってみるぜ。見てろよ、息子。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
にほんブログ村 その他日記ブログ 見た夢へ
にほんブログ村




スポンサーサイト

● COMMENT ●

本も音楽と同じように、1人借りるといくらという著作料が作家さんに払われるシステムを作ればいいのに、、といつもいつも思います。物を所有したくない、、けど、お金がないわけではない、、という人ってたくさんいると思うんですよね、、。

社会復帰、頑張ってくださーい\(^o^)/
応援していまーす

ちまちま子さん、コメントありがとうございます。図書館で色んな本が読めるのは素晴らしいことなのですが、最近は便利になりすぎている気もして。。
社会復帰、ハードルが高いですががんばりまーす!


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://haworthiaobtusa.blog.fc2.com/tb.php/74-4ee0ce81
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

幼い王女のミイラ «  | BLOG TOP |  » 「クートラスの思い出」を読んだ

プロフィール

ハヲルチア

Author:ハヲルチア
40歳で出産、老体にムチを打ちながら小さな息子と格闘中。現在派遣社員で翻訳の仕事をしています。主婦のつまらないひとりごと、奇妙な夢の記録、時々読書感想文、大好きなアートの話など―。

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。