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井戸の底から - 2014.12.26 Fri

井戸の奥に私は潜んでいる。落っこちたとか、誰かに突き落とされたという訳ではないらしい。穏やかな気持ちで、底から、暗闇から丸く切り取られたような青空を見上げている。    
マンテーニャの絵みたいだなと思った。天井に描かれた、だまし絵のような絵画で、丸い天窓から天使たちが階下をのぞき込んでみているやつだ。

突然、井戸のふちからこちらをのぞき込んだのは天使ではなかった。可愛い瞳をしたオレンジ色の蛇がチロチロと細い舌を出しながら顔を底に向けていた。

直感で、毒蛇ではないことがわかった。蛇は長い体をゆっくりくねらせて降りてきた。私のそばに来たいののだろうか。好意的であることだけはわかった。

つぶらな黒い瞳はとても可愛かった。手が届くところまで来ると、そっと頭をなでてやった。ひんやりとした蛇のさわり心地はうっとりするぐらい気持ちがよかった。上等のハンドバッグのさわり心地かそれ以上だ。蛇もまんざらてもなさそうだ。

それなのに、それなのに私は蛇の尻尾をむんずと掴み、思いっきり井戸の外へとぶんなげたのだ――。

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プロフィール

ハヲルチア

Author:ハヲルチア
40歳で出産、老体にムチを打ちながら小さな息子と格闘中。現在派遣社員で翻訳の仕事をしています。主婦のつまらないひとりごと、奇妙な夢の記録、時々読書感想文、大好きなアートの話など―。

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