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2015-05

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借金取り退治 - 2015.05.23 Sat

「折り入ってハヲルチアさんにお願いしたいことがあります。」
「へっ⁉ 私に⁉」

そう言って私に声をかけたのは社内でも有名なエリート営業マンである。有名大学出身の彼はアスリートでもあった。ある競技のオリンピック最終選考にも残ったことがあるらしい。正に文武両道という言葉がぴったりなのであるが、さらに彼は小顔で背も高くモデル級のルックスの持ち主でもあった。

何故そのような人間が、会社の底辺にいる派遣社員の私にそんなことを言ってくるのか?

「一体、私なんかに何をしてほしいとおっしゃるのでしょうか?」
おずおずと私は彼に尋ねた。

「ボク、この通りのルックスでしょ。んで、身につけるものにお金使いすぎちゃったのね。」
「はあ。」
「それでね、借金で首が回らなくなっちゃったのね。」
「はあ。」
「ハヲルチアさん、Rちゃんのストーカー撃退したことあるよね。」

美女の誉れ高いRちゃんは会社のアイドル的存在である。そういえばしつこく会社に電話をかけてくるRちゃんのストーカーに対応したことがあったような気がしてきた。

「借金取りが会社に電話かけてくるから困ってるのね、ボク。」
「はあ、それで?」
「ストーカー撃退した時と同じ要領で借金取りの電話に出てほしいのね。」
「……。」

断ろうとしたが、彼はこう切り出した。
「上手くいったら、これあげるから。」
彼は左手の手首を差し出した。スイス製の高級腕時計である。一体私の給料の何ヶ月分くらいするのだろうか…。結局私はその高価な舶来品に目がくらみ借金取りの対応をすることにした。

プルルルル。
「はい、◯◯でございます。」
「ナニワヤクザ金融のもんやけど、営業のYはおるかっ?」
「あいにく、Yは外出しており本日は戻りません。代理のわたしくが応対させていただきます。」
「ほうか。ほんなら、言うわ。おまえんとこのYな、1000万円わしのとこから金借りとって返しよらへんねん。ねえちゃん、代理やゆうたけど肩代わりしてくれるんかッ⁉」
「えへへへへ。えへへへへへへへへ。」
「オイッ!何笑うてるんや!1000万やど!」
「えへ、えへへ、えへへえへへのへえ太郎。」
「カッ!!なんや、えへへのへえ太郎って誰やねん⁉」
「ゲヘとカツやん!!」
「は??何や、ゲヘとカツやんて!!」
「んぱんぽぱぽぱ!!」
「このガキ、なめとるんか⁉」
「んぱんぱ、んぱんぱぽー!!」

いつも赤ん坊の息子と会話をしているような調子で、私は延々と上記の意味不明な言語を繰り返してやった。

「アパ、アパ、アパ、アパホテルー♪」
「なんでわしがアパホテルに泊まってるの知ってるんや?!」
「アパホテルーのおばはんはー、顔怖いー、ハイッ、顔怖いーっ!」
「あのおばはんの顔は怖いけどなっ!」
「ハイタッチ、ぽんっ!」
「クソ!おまえキ◯ガイか?」
「ハイタッチ、ぽんぽんぽんぽん!!」
「んガッ!もうええ!!」
ガチャン!!ツー、ツー。

「もう会社には電話して来ないと思いますよ。」
「ありがとうね。これお礼ね。」
Yに報告すると有名ブランドの紙袋を渡された。家に帰ってワクワクしながら中身を取り出すと、それは約束の高級時計ではなく、沢尻エリカ主演の映画「ヘルタースケルター」のDVDが入っていたーー。

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瓶詰めの証拠品、悪夢 - 2015.05.10 Sun

夢の中の私はある事件で詐欺や殺人の疑いをかけられており、連日任意の事情聴取を受けている。

この事は近隣住民に知れ渡る事になり、私はたちまち白い目で見られる事になるだろうと思ったのだが、ママ友たちが入れ替わり立ち替わり私を励ましにきてくれるのだった。

「警察は犯人を捕まえられないから、ハヲちゃんを犯人にしたんだよ!」
「ハヲちゃんはそんな人じゃない!」

身に覚えはないのだが、何故か罪悪感に苛まれている。私は他人様からこうしてかばっていただけるような人間ではない。やはり私が事件を起こしてしまったのだろうかと思い必死に記憶を手繰り寄せる。

刑事が家にやってきたので、ついに逮捕状が出たのかと思った。部屋に上がり込んだ警官はおもむろにホルマリン漬けのような瓶を取り出した。そして私の目の前で蓋を開け、中身をテーブルの上にぶちまけた。

液体に入っていたものは、ボタンや眉毛用の小さなハサミなどの細々したものと三つ編みにされた長い金髪であった。

「これが、犯人の証拠品ね。髪の毛から採取されたDNAがあなたのものと一致するんだよ。」

ああ…。私は記憶喪失になってしまったのだろうか…。いや、しかしこの三つ編みの毛はどう考えても私のものではない。

初老の刑事はため息をつきながら言った。

「わたしらもよくわからんのです。犯人のものであることは状況から考えてほぼ間違いないのだが…。あなたと全く同じDNAを持つ人間がいて、証拠を残して、忽然と姿を消してしまった。」
「髪の毛だけで特定できるものなんですかね?」

刑事が証拠品をかき分けると、爪や歯などがあった。そちらも調べ、私と同じDNAが採取されたのだそうだ。

何故犯人はそんなものを残したのだろうか。自分と同じDNAを持つ人間など存在するのだろうか。いや、もしかしてー。別の人格の自分がいるのだろうか――。

*********************************************************************************************

爆笑問題の大田光の奥さんの光代さんは、自分の爪やらカサブタやらを瓶に入れて保管していると、テレビで言っているのを聞いたことがある。ちょっとしたホラーだと思った。

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スペイン奇跡の恐竜たち - 2015.05.06 Wed

ゴールデンウイークのクライマックスは大阪市立自然史博物館で開催されている特別展「スペイン奇跡の恐竜たち」だ。日本スペイン交流400周年を記念してのイベントで、〝奇跡的”な保存状態で発見された恐竜の全身骨格が来日している。

息子の為というよりも、自分が見てみたかった。

博物館のホームページを事前にチェックしたのだが、館内はバリアフリーでベビーカーでも観覧できることがわかった。まだよくわからない小さな子供にもきっと記憶に残るでしょう、といったことが書かれていたので、1歳5ヶ月の息子を連れて行くのは問題ないと考えた。博物館のある長居公園には広大な植物園もあるので、見飽きたらのびのびと遊ばせられる。

しかしこの前訪れた水族館とは違い、化石や骨格標本は動かないからか息子は無反応だった。あまり機嫌が良くないのでさーっと一通りベビーカーで巡って出てきた。ゆっくり見られなかったが、恐竜の全身骨格はとても迫力があった。

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かっこいいぞ!


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常設展示も見応えがあるという評判の博物館なので、そちらも入ってみた。その頃には息子にもエンジンがかかってきたのか、キャッキャ笑いながら館内を歩き回っていた。

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常設の標本も迫力満点!

そして、毎度のことながらミュージアムショップに寄るのだが、今回も魅惑の商品があった。今回のイベント限定の組み立て式骨格標本だ。しかし組み立てる時間などないし、組み立てた端から息子か犬に破壊されるのが目に見えているのでやめた。

周りを見ると小学校低学年ぐらいの男の子を連れの家族が多く、ジジババたちがフィギュアや骨格標本のレプリカをねだり倒されていた。息子もそのくらいの年になると欲しがるのだろうか。

一緒に恐竜図鑑を見たり、標本を組み立てて遊べる日が待ち遠しい。

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ジャポニカ学習帳の記事 - 2015.05.05 Tue

犬と息子を同時に散歩させるのはやっかいだが、楽しさも二倍だ。犬が我が家に来るまでは近所をのんびり散歩することなどなかった。ここ大阪にも意外と色んな鳥や昆虫がいるので、チビたちを連れ季節を感じながら歩くのは楽しい。

犬がふと歩くのをやめた。彼女の鼻先にアオスジアゲハが倒れていた。飛んでいる最中に負傷したのだろうか。かわいそうだが、飛んでいないアオスジアゲハを見るのは初めてで、よく見ると羽がなんと美しいのだろうと思った。

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こどもの日の今朝、新聞で昔懐かしのジャポニカ学習帳の記事が載っていた。ジャポニカ学習帳といえば、表紙の写真である。昆虫や植物の見事なアップ写真が有名だ。

ところが、ここ最近は植物の写真しか載っていないそうなのだ。なんでも、「昆虫は気持ち悪い」と親や教師から苦情が寄せられるので昆虫の写真の表紙は廃止されたのだとか。

虫が気持ち悪い、苦手だと言う人が多いのは昔からだと思う。特に都会育ちの母親がそう感じるのは仕方のないことなのかもしれない。しかし、教育者たるものが虫を気持ち悪いなどとのたまい、老舗のメーカーに苦情を入れるという行為はいかがなものか。

昔、コンラート・ローレンツ博士が「虫を気持ち悪いと思うのは無知に比例する」※というような意味のことを記していたのを思い出した。このようなクレーム行為は無教養の表れではないのだろうか。

※うろ覚えですみません。「ソロモンの指環」の中の記述だったかどうか覚えていないのですが…。
ソロモンの指環

どうしても苦手で見るのも嫌なのであれば昆虫の表紙のノートを選ばなければ済むだけのことであるのに、苦情を入れるという考え方もわからない。一方的なクレームに屈し長年続いたものをやめてしまうメーカーの方針も私には理解できない。

日本人の考え方、おかしくなってきてないか?

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須磨海浜水族園 - 2015.05.03 Sun

ゴールデンウイークで保育園が休みなので、パワーを持て余す息子をどこかに遊びに連れて行かないといけない。

夫の提案で神戸の須磨水族館に一家で出かけた。ゴールデンウイークの最中なので大渋滞の中片道三時間もかかった。

大阪市内にある海遊館の方がはるかに近いのだが、私達夫婦は須磨水族館の方が断然好きだ。適度な広さで、祝日の混み具合もしれており、お気に入りの海洋生物をじっくり鑑賞出来るところがいい。

息子が薄暗いところや、大きな魚を怖がらないか心配していたがそれは無用に終わった。入ってすぐの大水槽で悠々と泳ぐ巨大なエイやサメを見て彼のテンションはマックスになった。

「あっあっあっ!じょっじょっー!!」
叫ぶ息子を抱っこで水槽にで近づけるとさらにエキサイトし、水族館を出るまでベビーカーに戻ることはなかった。

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水槽で見ると美しいが海では出会いたくないアカクラゲ
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カブトガニ!
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神秘的なオウムガイ。大好き。
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ウツボさんこんにちはー!!
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非常識な輩が須磨近辺の池に放ったアリゲータガー。こんなんがため池におったら腰抜かすわ。

土産物屋に少し前から話題のダイオウグソクムシのグッズが売られていた。一番大きなぬいぐるみを手に取ると程よい大きさで肌触りもよく、グロテスクどころか可愛らしくて癒やされる。私はとても欲しかったのだが、それは6千円以上もし、息子を腕に抱いた夫が眉間に皺を寄せて「いりません」と冷たく言い放った。ううう…。息子が大きくなって欲しがってくれれば夫も財布の紐をゆるめるかもしれない。

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息子の水族館デビューはまずまず好調である。色々と面白い生き物や自然に興味を持ってくれると母はとても嬉しいのだ。

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黒い鳥居 - 2015.05.02 Sat

子供会での話し合いが長引き帰りが夜遅くなってしまったので、ママ友のSちゃんの運転で家まで送ってもらうことになった。

私たちが住むのは大阪のベッドタウンで、今日の会合は山の近くの市民会館で行われた。

「この辺ちょっと怖いよね。1人だったら絶対に嫌だわ。」
関東出身の彼女はきれいな標準語で話す。

その時、街灯もまばらな登山道に近くの暗い夜道で、前方に何か見慣れないものがぽつんとあるのに気が付いた。車が近づくと、黒く小さな鳥居が道路の真ん中に建っていた。小柄な大人との背丈と同じぐらいの高さだったか。とにかく、それはものすごく違和感を感じさせるものだった。

車が鳥居の横を通り過ぎた後、Sちゃんが無言だったので私は口を開いた。

「こんなところに、鳥居なんてなかったやんね…?」

彼女はいつもの明るい調子ではなく、低い小さな声で言った。

「ハヲちゃんにも見えたんだ?霊感のある私にだけ見えたのかと思ったんだけど。」

「え。」

「鳥居の霊が出没するところって、本当にヤバいんだ。気付かれないうちに急いで帰ろう。」

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プロフィール

ハヲルチア

Author:ハヲルチア
40歳で出産、老体にムチを打ちながら小さな息子と格闘中。現在派遣社員で翻訳の仕事をしています。主婦のつまらないひとりごと、奇妙な夢の記録、時々読書感想文、大好きなアートの話など―。

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